『今世は当主になります』漫画の感想と原作情報｜3度目の人生で没落する運命の名家を救えるか

■タイトル：『今世は当主になります』
■ジャンル：政治、転生
■原作：Kim Roah
■漫画：Mon(Antstudio)
■原題（韓国語）：『이번 생은 가주가 되겠습니다』
■英題：『I Shall Master This Family』
■中国語題：『今生我会成为家主』
■国：韓国
■おすすめ度：★★★★★☆☆☆☆☆(5.0)
■2回も交通事故にあい転生した女性の波乱万丈な人生。

あらすじ

今度こそ守れるんじゃないかな？ ランブル帝国随一の家門、ロンバルディを！ 交通事故で死んだ後ロンバルディ家の婚外子として転生したフィレンティア。 だが…彼女を待ち受けていたのは愛する父の死とロンバルディ家の滅亡だった。 家門の滅亡を知った日に彼女は酒を飲んで馬車に轢かれてしまうのだが、目を覚ますと7歳の自分に戻っていた。 今度こそ父と家門を守り抜くと決めたフィレンティア。 彼女を待ち構える試練とは一体何なのか… 家主になると決めた彼女の挑戦が始まるーー！

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ロンバルディとは？

ロンバルディはイタリア系の姓です。

イタリア北部ロンバルディア州が由来といわれる姓です。
日本でいうと、石川さんとか福島さんみたいな感じでしょうか。

ロンバルディア州といえば、大都市ミラノです。
サッカーが好きな人ならACミランというチームで知っている方も多いです。

現在でもロンバルディア州は1千万人クラスのイタリア最大の州であり、歴史的にも西ローマ帝国の首都として機能していた時代や、ミラノ公国として独立し、神聖ローマ帝国と争いを続け、ルネサンス期にはレオナルドダヴィンチを招待するなど、話題にことつかない歴史ある州です。

この漫画が合う人

①下剋上が好き
②強い女性主人公が好き
③政治劇が好き
④パパ派
⑤生まれ持った地位を利用して威張るやつらが嫌い

全部当てはまったら、あなたはこの漫画のファンです。

初見感想

本作は、転生者が滅ぶ運命にある家門を救うという政治的下剋上ファンタジーです。

この手の漫画は、小説世界であったりゲーム世界、歴上の世界など自分が結末を知っている世界に転生して、それを防ぐというものが一般的でした。

しかし、本作は一回転生して滅亡まで体験したうえで、また過去に転生するという、ある種のタイムリープ的転生を行っています。
つまりは主人公は2回死んでいるのです。

一回目は車に轢かれ、2回目は馬車に轢かれ、さらっと書いてますが大事です。

そこを活かすような展開があったらなというもったいなさを感じますが、おおむね内容は王道の成り上がりもので楽しめます。

主人公は平民の血が混ざった貴族の娘であり、母親は先に他界、父親もしばらくしてなくなってしまいます。
後ろ盾を失うも、己の能力を生かして当主である祖父のために働きます。

力を認められるも、祖父の死とともに追放に。
家門もそのまま滅亡してしまうのでした。

そのあと馬車に轢かれ、再び過去に戻ってきます。

次こそは、、、、幼い体ながらも次々と手を打っていきます。

憎たらしい貴族のテンプレである従妹たちやおじたちと戦う姿には爽快感すら感じます。

立場を覆す下剋上が読みたい方にお勧めです。

おわり

随時更新します。