『XXXHOLiC』漫画の感想|対価を払えばどんな願いも叶えてくれる店

■タイトル:『XXXHOLiC』ほりっく
■ジャンル:ファンタジー、ほのぼの
■作者:CLAMP
■国:日本
■おすすめ度:★★★★★★★★★☆(9.0)
■あやかしが見える男子高校生・四月一日君尋が訪れたミセは、魔女が営む対価を払えばどんな願いもかなえてくれる店だった。

目次

あらすじ

アヤカシに見え、引き寄せてしまう男子高校生・四月一日君尋。
彼の「アヤカシが視えたり憑かれたりする体質を治したい」という強い願いが、彼をある場所へ引き寄せる。
対価を払えばどんな願いも叶える店(ミセ)
女主人・壱原侑子が営む怪しい店。
侑子は四月一日の願いをかなえる代わりに、その対価としてミセのバイトとして働くことを強制するのだった・・・

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シリーズ一覧

XXXHOLiCはシリーズものです。(長いし全然終わらない笑)

XXXHOLiC

本シリーズの原点。

ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-

著:CLAMP
¥616 (2021/11/20 12:39時点 | Amazon調べ)

XXXHOLiCと同時進行で始まった本作。
どちらかというとファンタジーアクション。
困ったことにこっちを読んでないと、XXXHOLiC本編がわけわからなくなります。
幸いなことにこっちも面白いです。

XXXHOLiC・籠 (ロウ)

一応16巻からがロウというシリーズです。
個人的にここからが一番好きです。

XXXHOLiC・戻(レイ)

個人的にあんまり好きじゃないです。

XXXHOLiC・籠 (ロウ)の最後が本当に綺麗な終わり方だったので、あれで終わってもよかったと思ってます。
もちろん、続編というか、主人公四月一日の願いが叶う瞬間が見たいというのはありますが、終わりとしては籠 (ロウ)のままでよかったんじゃないかなって思ってます。

戻(レイ)は休載?ということなので再開に期待です。

2021年秋に全員男でXXXHOLiCの舞台をやるらしい

この感想を書くきっかけとなったニュースなんですが、今年の秋、全員男で舞台をやるらしいです。
Twitterのトレンドになっていたので続編かと期待してしまいました・・・・

キャスト見ましたが、なぜか四月一日より侑子さんのほうがしっくりくるという不思議な配役です。

https://engeki-xxxholic.com/

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感想(若干ネタバレあり注意)

要所要所つまらなかった…はずなのに、なぜか今でも思い返すと切ない気持ちになってしまう名作。


本作は、妖怪や地縛霊、取りつかれた人、モノ、いわくつきな人たちが願いをかなえたいと強く願った時に現れるというミセを舞台にした非日常ファンタジードラマです。
女店主の侑子さんは、どんな願いもかなえると言い切り、その代わりに相応の対価をもらうといいます。

主人公は、あやかしが見える特異体質の高校生四月一日。
四月一日と書いてワタヌキと読みます。

彼の願いは「あやかしとの断絶」

見えること、付きまとわれること、そんな生活に嫌気がさしていました。

侑子さんは願いをかなえる代わりに、四月一日に対価としてミセで働くよう強制します。
その日から四月一日の人生は一変する・・・・


という感じの、非日常ドラマです。

本作の感想を語弊を恐れずに正直に言えば、そこそこつまらない、というか途中からだるい。
学校のくだりいる?なんかクサい。
そんなに面白くなくね・・・って感じです。

今でもそれは変わりません。

もう一回読み返そうとは思わないです。

なんですが、確か15巻の最後。
今でも衝撃が忘れらません。

そこからの展開。

切ないって言葉がここまでささる展開もそうないです。

急展開すぎて、当時はよくわからないという感情でした。

本編ラストの19巻までその切なさはずっと続きます。

最後の最後、なにかあるのかと思ったら、想像以上の切なさだけでした。

いやいや、そんなのありかよ。

XXXHOLiC・籠 (ロウ)のラストは賛否あるのかなと思います。

消化不良だし伏線を回収しているわけでもありません。
投げやりな終わり方とも言えます。

でもあれ以上のものってないでしょ。

1~15までのちょっと楽し気な雰囲気とそれ以降の重く切ない物語。

こんなに切ない気持ちにさせられる漫画ってそうそうないです。

面白いのかと聞かれたらよくわからないと言うでしょう。
だけどおすすめかと聞かれたら、100%おすすめです。
こんな切ない漫画ほかにないです。

おわり

随時更新します。

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