『神統記(テオゴニア)』漫画の若干ネタバレ感想|古代日本神話的ダークファンタジー

■タイトル:『神統記(テオゴニア)』
■ジャンル:ファンタジー、神話、アクション
■原作:るうるう/谷舞司
■漫画:青山俊介
■出版:PASH! コミックス
■国:日本
おすすめ度:★★★★★★★☆☆☆(7.0)
■異種族が争う大地に転生した少年。謎の土地神の力を得て、、、

目次

あらすじ

舞台は古代日本風な異世界。
主人公カイは亜人と呼ばれる知性を持った獣との戦争明け暮れる厳しい辺境の地に生きる少年。
この世界では、すべての生き物が神石を体内に持ち、それを奪い食べることで力を得ることができる。
特に加護持ちと呼ばれる、土地神の力を宿した神石は強大で、異種族間で奪い合っていた。

ある日、主人公は戦いの中で自分の前世の記憶を思い出し、転生者であることに気づき、、、

著:青山俊介, 著:谷舞司, その他:河野紘一郎
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こんな人におすすめ!

①異世界好き
②古代東アジア世界好き
③多少ハーレム展開苦痛でない
④アクション系好き
⑤強い主人公好き

全部当てはまったらおすすめです。

原作は小説家になろう

原作は株式会社ヒナプロジェクトが提供する小説投稿サイト『小説家になろう』発の小説です。

https://ncode.syosetu.com/n1784ee/

ちなみに、漫画版の出版元であるPASH! コミックスは【株式会社主婦と生活社】が運営しています。
『週刊女性』、『JUNON』などで有名な企業です。

著:谷舞司, イラスト:河野紘一郎
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異世界転生もの

本作は一応、異世界転生ものです。

とはいえ、そんなに転生設定が生きているわけでもなく、ただ読者に伝えやすくするためだけにあるように感じます。

神石を食べるとレベルアップとか、火魔法を止めるときにガスの元栓を占めるイメージでとか、そういったワードを説明に使いたいためにあるだけの設定なのかなって思って読んでます。

神統記(テオゴニア)試し読み

テオゴニアと打ち切りの噂

テオゴニアと検索すると、予測変換に「打ち切り」の文字が、、、、

が、こちらは本作が打ち切りというわけではなく、漫画版の作者の他作品が打ち切りになったために、表示されているようです。

テオゴニアを無料で読むには

PASHUP!かpixivコミックで一部無料で読めます。

https://comic.pixiv.net/works/5298

https://pash-up.jp/content/00000099

また、lineマンガやピッコマなどのアプリでも待てば無料の作品となっています。

テオゴニアの意味とは?

テオゴニア』とは、古代ギリシアのヘシオドスが描いた一大叙事詩、θεογονία(テオゴニアー)のことを意味します。
和訳すると『神統記

内容はギリシア神話の系譜を描いたもので、親子3代にわたって繰り広げられる権力争いがメインとなっています。
日本でも有名なウラノス→クロノス→ゼウスの流れです。


ちなみに、ヘシオドスが書いたとされる作品『労働と日々』はセンター世界史の頻出問題でした。

世界観

古代日本をモチーフにしたような世界。
魂が輪廻する連枝世界(パライソ)の一つだと現地民は考えている。

加護持ち

土地神の力を宿した者のこと。
本気を出すと顔に『くま取り』と呼ばれる歌舞伎のような模様が現れる。

神石しんせき

全ての生き物が体内に宿す力の源。
見た目はオカリナ。
正式には骨の一部らしい。
その髄液を飲むことでその力を奪うことができる。
加護持ちの神石を食べると、土地神も手に入る。
味はうまい。

人族

人間です。
主に農耕で生活しているようで、武器は剣と槍。
力は弱いが数の力で亜人と戦っている。

王権が非常に強い力を持っている。

灰猿族(マカク)

でかいサル。
布を体に巻き、石斧のような武器を使う。
石礫を使い遠距離からも攻撃してくる。

豚人族(オーグ)

2足歩行のでかい豚野郎。
でかい包丁のような武器を使い、鎧を着ている。

蜥蜴人族(ラガート)

トカゲ族。
知性高め。

単眼族(サイクロプス)

南で暴れている強力な種族。

小人族(コロポックル)

小さい人間。
知性高め。
意外と残虐。

国や村

ラグ村

主人公が暮らす村。
領主はモロク・ヴェジン。

バルター辺土伯領

ラグ村付近にある大領。
バルタヴィア地方一体を支配し、城塞都市と周辺7箇村を治めている。
地域のリーダー的存在。

バーニャ村

近くの村。
領主はピニェロイ・バルク。
豚人オーグ族に襲われた。

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登場人物

カイ

本作の主人公
13歳の少年。

ラグ村の住人。

マンソ

18歳の青年。
ラグ村の住人。
おとなしいという意味の名前。

モロク・ヴェジン

ラグ村の領主。『加護持ち』
『鉄の牡牛トール』と呼ばれ、巨躯を生かした戦いが上手い。

オルハ様

ラグ村の領主モロク家の長男で『加護持ち』

ジョゼ様

領主の娘。『加護持ち』
アルビノで体が白い。
武術を習いたがっている。

アルゥエ

主人公に捧げられた小人族の少女。

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初見感想

面白いんだけど、ちょっと不満。

とにかく世界観がいい。
古代日本というか古代中国というか、親近感のわくファンタジーです。

異種族間の土地をめぐる争いがテーマであり、その熾烈さや過酷さが物語を引き立てます。

傑作だ!といいたいところなんですが、個人的に現代からの転生設定はいらかったかなって思ってしまいます。
安易というか、チープな感じがして、、もったいないです。

重厚なダークファンタジーなのに、ふたを開けたらよくある異世界転生チート漫画。

もちろん、それはそれで面白いのですが、、、、、
ちょっとジレンマです。

おわり

随時更新します。

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ごり子

読んでくれてありがとう!

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