『悪役のエンディングは死のみ』漫画の若干ネタバレ感想｜ハッピーエンドを防いで生き残れ！

■ジャンル：恋愛
■作者：Gwon Gyeoeul
■作画：SUOL
■原題：『악역의 엔딩은 죽음뿐』
■英題：『Death Is The Only Ending For The Villainess』
■おすすめ度：★★★★☆☆☆☆☆☆(4.0)
■恋愛ゲームの中の悪役になり、生き残れ！

あらすじ

大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。 自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、 悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。 ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。 死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、 ゲームをクリアするしか手はない!?

ピッコマ

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原作&韓国版

韓国版

原作小説

中国版

世界観

スマホの恋愛ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」の世界。
中世ヨーロッパ風の世界です。

ゲームの設定

ノーマルは好感度が30％からスタート。
ハードモードは0％からスタートする。

登場人物

ペネロペ・エカルト

イカオ帝国唯一の公爵家エカルト家の公女。
ただし生まれがではなく、失踪した本物の公女に容姿が似ていいたため、公爵に引き取られ養女となった。

もともとは非常に貧しい平民。

デリック・エカルト

エカルト公爵家の長男。
冷酷な貴公子キャラ。
24歳、185ｃｍ。

レナルド・エカルト

エカルト公爵家の次男。
短期で口が悪い。
20歳、183cm。

カリスト・レグルス

イカオ帝国の皇太子。
超暴君。
23歳、188cm。

ヴィンター・ベルダンディ

魔術師の侯爵。
変人で情報屋。
26歳、186cm。

イクリス

亡国の元貴族。
奴隷となったが剣で腕を買われ、騎士見ならないに。
18歳、186cm。

感想

正主人公という最恐の敵と戦う、ある意味ホラーな物語。

本作は、架空世界(ゲーム)のキャラクターに乗り移ってしまうタイプの転生漫画です。

特徴としては、最終的に不幸な結末に終わる予定の悪役的キャラに乗り移ってしまったことです。
一応ハッピーエンドもあるんですが、その難易度は課金しても不可能と言わしめるほどのもの。

まず設定自体が、正主人公の地位を奪っている偽物という、最悪のキャラなんです。

隠しキャラ的存在のため、まったくもってクリアする助けがありません。

ゲームの世界であれば、主人公が負ければゲームオーバー、主人公が勝てば悪役は悲惨な目にあいゲームクリア。
つまり、本来の主人公キャラが幸せになればなるほど、死ぬ確率が高まっていくわけです。

主人公補正といいますか
これがほんとうに恐ろしい。

どれだけ、悪役が頑張ろうが、主人公にとって有利なイベントが起きれば一発逆転してしまうのです。
男キャラたちは正主人公のため、悪役を倒そうとしてきます。

そもそも悪役は負けるように作られているため、弱点も豊富。

長期戦になれば勝つ方法などないのです。

日々、突然もたらされる不幸や理不尽におびえるしかない生活。

それでも必死に生き残ろうとする本作の主人公が切ないです。

恋愛ゲームも悪役からしたらもはやホラーゲームですね。

おわりに

随時更新します。