『俺だけレベルアップな件』漫画の若干ネタバレ感想|最弱が最強となる!下剋上ファンタジー漫画!

■タイトル:『俺だけレベルアップな件』おれだけれべるあっぷなけん
■ジャンル:アクション、ファンタジー
■作者:DUBU(REDICE STUDIO)
■作画:Chugong
■韓題:『나 혼자만 레벨업』
■英題:『Solo Leveling』
■おすすめ度:★★★★★★★★★☆(9.0)
■すべてにおいて完成度高い。純粋に強さを求める展開が熱いです!

目次

あらすじ

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十数年前、異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”というものが現れてからハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した。 ハンターはゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒し対価を得る人たちだ。しかし全てのハンターが強者とは限らない。 人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンター「水篠 旬」 母親の病院代を稼ぐため嫌々ながらハンターを続けている。 ある日、D級ダンジョンに隠された高難易度の二重ダンジョンに遭遇した「旬」は死の直前に特別な能力を授かる。 「旬」にだけ見えるデイリークエストウィンドウ…!? 「旬」ひとりだけが知ってるレベルアップの秘密… 毎日届くクエストをクリアし、モンスターを倒せばレベルアップする…!? 果たして「旬」ひとりのレベルアップはどこまで続くのかーー!!

ピッコマ

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韓国版漫画と原作小説で先読みできる?

原作はChu-Gongさんの書いた小説『나 혼자만 레벨업』(Solo Leveling)です(連載中2014年2月14日~)
もともとは韓国の小説を韓国で漫画化して、さらに日本向けに修正されたものが『俺だけレベルアップな件』です。

漫画

https://page.kakao.com/home?seriesId=50866481

原作

https://page.kakao.com/home?seriesId=48787313

英語版

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世界観

現実世界とほとんど一緒です。
韓国⇨日本へのローカライズの弊害で、日本が2つあります(後述)

ダンジョン

本作のメインはダンジョン攻略です。

ダンジョンはモンスターの領域で、ゲート通じて地球とつながります。
出現してから7日以内にダンジョンがクリアされないと、ダンジョンブレイクが発生します。

ゲートが完全に開き、通常は内部に閉じ込められていたモンスターが放出され、外部で暴れまわります。

ダンジョンランク

E~Sまでで、探知機を使って判別。

E
畑岡駅構内
D
2重ダンジョン
C
蟲ダンジョン
ゴブリンダンジョン
B
なし
A
ハンターズギルドのダンジョン
S
悪魔城
架南島

ゲート

モンスターが住む世界と地球を繋げるトンネルです。

ゲートは7日間放置されると、ダンジョンブレイクを起こしモンスターが外に出てしまいます。
そういった場合は、軍隊が一時的にモンスターの足止めをし、ハンターの到着を待ちます。

火器がモンスターに効くことはありませんが、市民保護のため一時的に犠牲となります。

Sランクゲートをクリアできたのは、世界でも7か国しかありません。

レッドゲート

レッドゲートは、一度入ると完全に封鎖され、ダンジョンのボスが倒されない限り開くことのない特殊なゲートです。

Sランクハンターでさえ、レッドゲートを強制的に開くことはできません。(時間で自然に開くことはある)

レッドゲートでの1日は、現実の世界では1時間に相当します。

ハンター

モンスターと戦える能力を持った人たち。
突然覚醒して能力を手に入れます。(基本は1回)
主人公はもともとEランクハンター(Eランクでも一般人と比べると異常な身体能力を持つ)

再覚醒

ハンターは一度覚醒すると、その後ランクが変化することは基本ありません。
稀に2度覚醒するハンターがおり、再覚醒者として扱われます。

不正登録者

ハンターは協会で検査を受けたのち、E~Sランクに区分けします。
自分の魔力を操作できるハンターは、自分の力を偽装し、ランクを変えることができる。

国家レベルのハンター

全世界で5人だけにあたえられた称号。
1つのSランクダンジョンをクリアし、国家規模の軍事力を持つハンター。

最後の睡眠

主人公の母親が患った病。
魔力に絶えずさらされ​​ることで生じる病気で、患者は永遠に眠り続けます。
生命維持装置が必須。

ハンター協会

ハンター協会は、すべての国に存在するハンター組織です。
さまざまなギルドやハンターへ、ゲート、および情報の配布、管理をします。

ギルド

ゲートは単独でクリアが難しいため、ハンターはチーム作って挑みます。
そういったハンターの集団をギルドと呼びます。

日本(厳密には韓国)には5つの巨大ギルド、通称五大ギルドがあります。
ハンタース、白虎、死神、明星、騎士

ハンタースだけSランクが2人います。

DFN問題

本作はもともと韓国の漫画です。
当然ですが、舞台も主人公も韓国です。

それを日本語化した時に、わかりやすいよう(日本どちらかというと悪役)舞台を日本にし、主人公も日本人に変更されました。

しかし、韓国の海の向こう側には日本があります。
韓国を日本にしたら、日本は?

この問題の解消のため生まれたのが、謎国家DFNです。

日本が二つ

原作では、日本は世界有数のハンター国家として描かれています。
後には後藤隆二率いるハンター集団を中心に韓国との合同作戦も行っています。

日本語版では、日本とDFN日本との合同作戦となり、絶妙に変な感じです(笑)

主人公について

名前:水科旬 原作:ソンジンウ(성진우、成秦禹)

世界最弱ハンターとして業界でも有名な男でしたが、再覚醒し持続的に成長可能なハンターに変化。
世界最強を目指す。

カルテノン寺院

Dランクダンジョン攻略の募集に、2重ダンジョンであることに気づかず参加。
Sランクのカルテノン寺院で死ぬ。

しかし、死ぬ間際、シークレットクエスト『弱者の勇気』が完了となり、成長可能な肉体と謎の補助システムを手入れます。

家族

妹と二人暮らし。
母親は昏睡状態。
父親は失踪した謎のハンター。

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最強ハンターキャラランキングTOP5

1位:水篠旬

S級ハンター

本作の主人公にして唯一無二の最強キャラ。
元はE級ハンターでしたが、2重ダンジョンでの再覚醒をはたし、レベルアップすることで限界を突破し続ける体質に!

さらに、倒したモンスターを影の兵士として支配でき、いつでも召喚できたり、ワープしたりと超便利能力も手に入れる。

2位:クリストファーレイド(アメリカ)

国家権力級ハンター。

アメリカ人であり、作中最強ハンターです。
水篠旬という特異な存在が出現しなければ、その実力圧倒的だったでしょう、

3位:トーマスアンドリュー(アメリカ)

右京将人が属するスカベンジャーギルドのギルドマスター。
S級ダンジョンであっても1人でクリアできるほどの強さを持っています。

ポジションはタンク。

4位:リュージーガン(中国)

中国最強ハンター。
中盤までは主人公をしのぐほどの実力を持っていたらしい。

5位:ユーリオルロフ(ロシア)

金にがめつい国家権力級ハンター。
バリア使い。

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感想

すべてがバランスのよい次世代漫画。

韓国初のWebToonで最も人気な漫画といえば、本作『俺だけレベルアップな件』でしょう。
モバイルファーストな縦読み、フルカラー、ローカライズなどWebToonの特徴全てを満たした作品で、ピッコマのランキングでも常に上位を陣取っています。

タイトルだけ見ると量産型のチート主人公系異世界漫画かなとも思ってしまいます。
というかちょっとダサいです。

ところが内容は非常に作りこまれたSFファンタジーなんです。


物語は、ある日突然現れたゲートによって始まります。
ゲートは地球と異世界はつなげるもので、異世界からはモンスターたちが地球人を襲いにやってきました。
彼らの目的は人間の抹殺。
理由はわかりません。

圧倒的なモンスターの力の前になすすべなしの人類でしたが、ある日突然、超人的能力に目覚める覚醒者たちが現れだしました。
理由はわかりません。

彼らはハンターと呼ばれ、その力は軍隊をも凌ぐものとなります。
世界はハンターを中心に回りだし、それが当たり前となっていきました。


そんな時代に生きる青年水篠旬。
彼が本作の主人公で、末端のF級ハンターでした。
母は難病で意識不明、父親は消息不明、妹は学生。

主人公に休むという選択肢はありません。
日々ゲートをくぐりモンスターたちと戦いを続けます。

とはいえ、彼はF級ハンター。
めちゃくちゃ身体能力の高い人レベルの力しかありません。

彼はどこにいっても足でまといでした。

周りからは『人類最弱兵器』と呼ばれ、誰にも期待されず、かといって逃れられない人生を送る毎日。

あるダンジョンに行くまでは、、、、



まずは5,6話まで我慢して読んでください。
主人公の絶望と、そして更なる絶望。

地の底まで落ちた主人公は、新たな道を開きます。

本作の何が良いかといえば、主人公がただ純粋に強さを求めているところです。
最初から最後までずっと強さだけを求める。
誰かに復讐をするとか、威張るとか、もてるとかそんなの一切ないです。

ただひたすらに強くなることだけを目指します。

最高にかっこいい主人公です。

また、その強さを引き立ててくれる世界観、キャラクター設定がしっかりしており、安心して読むことができます。

そしてなにより絵が綺麗。

フルカラーでここまで綺麗な絵ってそうそうないです。


漫画としてすべてにバランスが取れた良作。
おすすめです。

おわりに

随時更新します。

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