『薬屋のひとりごと』漫画の感想|波乱の宮廷と異常な薬学好き

■タイトル:『薬屋のひとりごと』
■英題:『The Apothecary Diaries』
■ジャンル:ファンタジー、ドラマ、ミステリー
■原作:日向夏
■キャラクター原案:しのとうこ
■構成:七緒一綺
■漫画:ねこクラゲ/倉田三ノ路
おすすめ度:★★★★★★★★★☆(9.0)
■宮廷で働く元薬屋の事件簿。
小説家になろう発。原作はこちら

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あらすじ

“小説家になろう”発のヒーロー文庫の大人気タイトル「薬屋のひとりごと」をコミカライズ!

中世の宮中で下働きをする少女・猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていた彼女が、帝の御子たちが皆短命であるこという噂を聞いてしまったところから、物語は動き始める。

持ち前の好奇心と知識欲に突き動かされ、興味本位でその原因を調べ始める元薬屋の少女・猫猫(マオマオ)の好奇心が、宮中を動かす──…!?

ビッグガンガン
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『薬屋のひとりごと』の漫画版はなぜか二つある

漫画版は「ビッグガンガン」「サンデーGX」の異なる出版社から発売されています。
両社とも原作に沿ってコミカライズされていますが、絵のテイストや展開、テンポに違いがあります。

「薬屋のひとりごと(ビッグガンガン版)」

公式サイト
2017年9月25日 ~

特徴としては、絵がポップで読みやすいです。
ノスタルジックな感じもあって絵が素敵。
個人的にはこちらのほうが読みやすくて好きです。

ただし、原作から内容を省いたり、展開を少しアレンジしたりと原作ファンから批判もあります。
また進みが遅いです。

「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜(サンデーGX版)」

公式サイト
2017年9月25日 ~

原作よせがしっかりしていて、内容もシンプルで物語メイン。
絵というか雰囲気が歴史ものぽくて、こっちのほうがストーリー的にはあっていると思います。

ちょっと華がないです。
というかちゃんとしているだけなのに、ビッグガンガン版のせいなんか絵に違和感が、、、、
ヒストリ的ミステリーだからこっちのほうがあっているんですが、、、複雑。

内容はそんなに変わらない

正直、問題になるほど内容は変わりません。
好みでどっちを選んでもいいですし、両方読んでもいいと思います。

なぜ2つある?

正確な情報は特にないです。
たまたま同時期に出版が重なっただけという声が大きいです。

個人的にはとても良い判断だと思います

誰が判断してこのようになったかはわかりませんが、非常に有用な方法だなと思います。

大手の出版社に2社でコミカライズするということは

  • 原作側の立場が上がる
  • 大手なので安心
  • 原作を改悪される可能性が減る
  • 宣伝競争を勝手にやってくれる
  • 話題性が出る
  • 勝手にすみわけをしてくれ、顧客を拡大してくれる
  • ファンの不満をどちらかがうまく吸収してくれる
  • ファンは両方買うの2倍売れる

こういったメリットがあります。
原作小説の漫画は、コミック化を担当した編集者や作画担当や脚色によって成功の可能性が大きく変わります。
そう考えれば、2社にお願いするというのは非常に良い手段です。

もちろん出版社からしたらたまったものじゃないですけどね、、、

『薬屋のひとりごと』を英語版で読む方法

『薬屋のひとりごと』は英語版も出ています。
本作で英語の勉強もいいですね。

読む方法としては、Kindleがおすすめです。

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感想

主人公の狂人ぷりが笑えるよう、内容がしっかりしている。


本作は、宮廷に売られてきた少女が、ひょんなことから毒見係となり、その薬学の知識を生かして波乱の後宮を生き延びるというドラマチックミステリーです。

この作品特徴は何といっても、主人公猫猫(マオマオ)の狂気的な薬愛、毒愛。
マッドサイエンティスト顔負けの、異常な性癖を持っています。

平気で毒をたしなみ、危険な薬物を恍惚と表情で語る、まさに異常者。

少女が異常な薬学者。
正直、これだけならただの怪作で終わっていたでしょう。

しかし、本作はそれだけはありません。
作りこまれた中華、東国風の世界観。
ミステリアスな宮廷ドラマ。
先が気になるようにちりばめられた小さな伏線。

しっかりした宮廷ミステリーなんです。

堅物のミステリーに変数として無理やり猫猫を投じたら、こんな感じになりました。
そういうつもりで書いたのかは知りませんが、コメディ感やホームドラマ感が入り混じったとてもおもしろいものになっています。

みんながみんな狂人だと、主人公が何をしても笑えませんからね。

おわり

随時更新します。

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