実は私、昔、自衛隊に入隊してました。
なぜ入隊したかと言えば、もろもろの公務員試験に落ちた上に、受かったのが自衛隊の曹候補生だけだったからです。
なので公務員試験の筆記と面接は大方体験してます(笑)
今回は自衛官幹部候補生の面接に落ちた話をします;;
ダメな大学生の典型的な挑み方
筆記試験の合格が伝えられた日から私はソワソワしていました。
幹部ってなんかかっこいいじゃないですか。
軍隊においての(自衛隊は軍隊じゃないけど)幹部というのは、尉官(少尉とか)以上の仕官階級を指します。
よくドラマとか漫画とかで、中尉とか大佐とか出てきますよね?
あれです。
つまりあれになれるのです。
なのでただわくわくしながら面接に向かいました。
準備は0です(笑)
ただわくわくしてただけです。
一応ジムに通って、身体はバキバキにしていきました。(面接には無意味)
小論文、身体検査、そして面接
まずは小論文です。
めちゃくちゃ普通でした。
ちゃんと対策している人からしたら容易なものです。
小論文と面接の合間に身体検査を挟みます。
鍛えぬいた体の見せどころです(笑)
周りを圧倒してやるなんて思ってましたね(いったい何と戦っているのやら)
このとき、変なおどりみたいなことをやらされました。
関節に異常がないか確認されます。
飛行要員の場合は航空身体検査もあり
航空自衛隊や海上自衛隊には航空要員という、いわゆるパイロット要員用の検査もあります。
戦闘機やヘリの乗るために、身体に支障がないか、精神的に異常がないかを検査されます。
もちろん肥満はアウトです。
持病やアレルギーとかも場合によってアウトになります。
航空業務支障があるとされるものはダメです。(不眠症とかも)
自衛隊と言えど面接は面接だった
面接はA~Dの4段階で評価されます。
A評価は全体の10%、B評価は全体の30%の割合に調整するようです。
事前に配られた面接カードに記入し、それに基づいて面接官の人が質問をしてきます。
めちゃくちゃ普通の質問でした。
なぜ志望したのかとかです。
わたしはとりあえず、昔から憧れていたとか適当なことを言いました。
これに対して面接官は
『防衛大は受験しましたか?』
と質問してきました。
私は力強く
『はい!受けてません』
面接の教本にもありますが、元気よく端的に、質問には「はい」から答えました。
痛いとこつくなと思いながらも、どうしようないのでやけくそです。
面接官は
『どうして昔から憧れていたのに受けなかったのですか?』
そうなるよな、と合点がいきながらも、この困難に
『はい!リサーチ不足でした。知っていたら受験していたと思います。』
と答える私。
めちゃくちゃつまらなそうな顔をする面接官。
いっそもっとふざけた答えでもしてやろうかなんて考えながら、次の質問へと移っていきました。
自己PRでバイトリーダー
はい!私の長所は忍耐力です。
私は○○というアルバイトで、現在バイトリーダーとして業務を任されていますが、初めは仕事も覚えられず毎日のように怒られていました。
しかし、○○○、、、、、
、、、店長からよく頑張ったと○○、、、、、
そこで培った忍耐力は、自衛官として、厳しい訓練を耐え抜く力になると確信しています。
⇧的なこと言った気がします(笑)
こんなことを言ったらバカにされるかもしれませんが、当時は本当に面接の場で話す内容を考えていました。
準備なしです。
今思うとだめだめな学生です。
面接を思いつきの内容で乗り切ろうとしているんですから。
はなから気持ちが足りないんです。
大事なのは熱意
今思うと面接で大切なのは熱意なのかなって思います。
本当に入りたかったら、意識しなくても熱が入るはずなんです。
私は現在営業職ですが、最終的にものを言うのはデータでもコストでも、人脈でもなく、熱意です。
下手なテクニックより、人のよさと熱意があればなんとかなってしまうんです。
そうじゃなきゃ、営業なんていらないんです。
人間というのは不合理な生き物です。
じゃなきゃ、ロボットが営業やればいいんですから(今後そうなりそうだけど)
よほど冷酷な人でない限り、頑張って何かを伝えようとする人を簡単には切り捨てられません。
多少高くても、愛想がよくて丁寧な人からものを買いたくありませんか?
契約みたいに長いものとなればなおさらです。
就職は営業とる契約の何倍も長く続くものです。
そんな大きな案件を熱意もない人とは結べるわけないんです。
私にはその熱意がまったく足りていませんでした。
心理学もいいんですけどね。
やっぱり熱意なんですよ。
おわりに
普通の面接でした。
質問はすべて一般的なものです。
ちゃんと準備をして、いかに自分が自衛官になりたいかを熱く語ってみてください。
それで受かります。
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