国家一般職を受験された方であれば、一度はこの疑問にぶち当たるのではないでしょうか。
試験⇨官公庁訪問⇨面接⇨採用
国家職は面接合格=採用ではないので、ちょっと不安になりますよね。
とはいえ採用漏れ自体は心配しなくていいです。
そいうところを詳しく解説したいと思います。
・国家一般職の採用漏れはほとんどない!
・むしろ希望の官公庁にいけない可能性の方が心配すべき!
・希望の官庁に採用されるための対策!
そもそも採用漏れはほとんどない
人事院の平成28年度年次報告書によれば、平成27年度の国家一般職試験の採用者数が2863人。(面接まで合格した人は7347人)
辞退・無応答者が4058人。
採用候補者(つまり採用漏れ)は59人です。
他の年度をみてもだいたい30~60ぐらいです。
つまり採用漏れなんてほとんどないんです!
なぜ採用漏れが少ないのか
採用漏れが少ない理由は、選ばなければどこかしら入れるからです。
また、滑り止めで受ける人が多いため、辞退者が多いという背景もあります。
国家公務員も民間と一緒で、人気官庁と不人気官庁があります。
人気の官庁は高倍率、不人気は低倍率。
行きたいところへ行けなかった滑り止め組の人は辞退するとなると、ますます不人気官庁は人手が足りなくなります。
つまり、選ばなければどこかしらには入れる可能性が高いのです。
むしろ希望官庁へ行けないことを心配しよう!
上記で解説したとおり、採用漏れの心配はありません。
しかしその反面、意に反する職に就かざるえない可能性を示唆しているわけです。
ではどうすれば希望の官庁に入れるのでしょうか?
まずは官公庁訪問の仕組みを知ろう
そもそも官公庁訪問という制度を知らなくては対策できません。
なぜ官公庁訪問が必要?
国家一般職というのは、法務省や防衛省などの大きな組織から、地方の出先機関まで幅広く志願先があります。
人によって志望先は違うということで、個々でアポを取って採用してほしいことをアピールできるわけです。
説明会で情報を集める
例年、3月ごろには説明会があります。(2020年はコロナの影響あり)
オンラインでも始めているので、とにかく情報を収集しましょう。
何をするの?
基本面接です。
方式は機関によってさまざまです。
勧誘もある?
人手が足りない官公庁からは勧誘の連絡が来るの場合があります。
断りづらいですが、興味がなければ断ってもいいです。
希望官庁にはすぐ行くべき?
9月に入ると官庁訪問がはじまります。
官公庁内での複数内定は基本NGなので、第一志望には真っ先に行きましょう。
とにかく熱意を伝えて損はないです。
内々定を貰えれば安全?
官公庁訪問の後に、2次試験(面接)があります。
当たり前ですが、面接に落ちたら採用候補名簿に載りません。
内々定があっても採用されないことになります。
2次試験の倍率は低いが落ちる人は落ちる
国家一般職の面接の倍率は大体1.3倍~2倍以下ぐらいでしょう。
低倍率と言えますが、そこそこ落ちます。
面接対策は入念にしましょう。
無難が一番です。
どうすれば希望省庁に行けるの?
結局はコミュニケーション能力です。
この人と一緒に働きたいそう思われる存在になりましょう。
いかに優れた才能や技術があっても、性格が悪いとだめです。
むしろ優秀な人間は強力なライバルにもなりかねません。
公務員という職業柄を考えるに、無難で付き合いやすい人物が好まれるのではないでしょうか。(もちろんただ無知な人はだめだけど)
おわりに
とりあえず、採用漏れは心配しなくていいと思います。
読んでくれてありがとう!
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