【0からの世界史】古代メソポタミア文明の歴史をわかりやすく解説!

オリエントは「太陽の昇る方向」という意味です。
かつて世界の覇権を握っていた、ローマ人から見て東に位置する地域だったことからそう呼ばれました。

今日でいう中東のあたりです。

オリエントでは古代の時点ですでに高度な文明が築かれ、多くの民族がひしめき合っていました。
古代の覇者ローマ人が誕生する遥昔のことです。

ティグリス・ユーフラテス川という大きな河川に育まれた「メソポタミア」を中心にして、古代文明の時代が始まるのです。

ごり子

逆に西側はオクシデントと呼ぶよ。
メソポタミアは川の間という意味。

目次

文明の始まりと混迷の時代

人類は農業牧畜による生産革命で余剰という豊かさを手に入れました。
これにより大きな集団の維持が可能となり、文明へとつながっていきます。

文明の創始者【シュメール人】

ティグリス・ユーフラテス川という大きな川の間に、最初の文明を作った民族がシュメール人です。

定期的に氾濫する ティグリス・ユーフラテス川の間は、灌漑農業がやりやすい優良な農産地でした。

ごり子

灌漑農業は雨頼みじゃない農業のこと。
人工的なため池からの水路を作ったりするよ。

これを真っ先に利用したのがシュメール人と呼ばれる一派です。
彼らは両河口付近に村を作り、しだいに都市へと発展させていきます。

前2700年頃には、ウル、ウルク、ラガシュに代表される都市国家群が形成されていたとされます。
都市は城壁に囲まれ、中心部には守護神を祀ったジッグラトと呼ばれる神殿がある形が一般的でした。

これが守護神を支配者とし、神官を束ねる王による神の名のもとの支配、神権政治の始まりです。

ごり子

ジッグラトを聖塔と呼んでるけど
見た目は塔というより神殿。

歴史時代の幕開け【楔形文字】

また豊富な農産物は思わぬ副産物も生み出しました。
文字です。
農産物を正確に管理するためには記録が必要です。
この記録のために、人類史において農業に次ぐ大発明とされた文字、楔形文字が発明されたのです。

もっとも、初めは粘土板に絵文字を刻むだけでしたが、少しずつ規則化していき、楔形文字として確立したとされています。

ごり子

形文字はすでに解読されているよ。
19世紀、イギリス人のローリンソンが、楔形文字で三つの言語が刻まれたベヒストゥーン碑文を研究して解読が進められたよ。

前25世紀頃、シュメール人はウル第1王朝のもと全盛期を迎え、高度な文明を謳歌することとなりました。

ごり子

日本と同じハンコ文化も有名だね。

統一国家の誕生【アッカド人】

アッカド人のサルゴン1世はシュメール人など周辺民族を武力で制圧、初の統一国家を樹立しました。

シュメール人とは異なるセム語系のアッカド人は、アラビア方面からやってきました。

彼らはシュメール国家の北、メソポタミア中西部に住み着きます。

この時代、シュメール人たちは覇権争いの時代に突入していました。

指導者たちは次第に神官色を失い、軍事的色彩の濃い王が登場するようになっていたようです。

初の統一国家を作り上げたアッカド人の王サルゴン1世は、この抗争の時代に生まれたのです。

前24世紀、覇権争いが本格化する中、サルゴン1世は圧倒的な軍事力で次々とシュメール人の都市を征服してきます。

抗争で力を失っていたシュメール国家はあっけなく陥落し、メソポタミア初の統一国家が、外様であるアッカド人によって成立しました。

ごり子

この後1世紀ほどで滅ぶよ。
アッカド語はその後も国際語として使われるけどね。

古バビロニア王国と復讐法【アムル人】

アムル人が建てた古バビロニア王国の王ハンムラビは、復讐法で知られるハンムラビ法典を編纂しています。

アッカド王国滅亡後、シュメール人は一時的に勢力を取り戻したとされます。(ウル第3王朝)

ごり子

この時の王ウル・ナンムが作った法典が
世界最古の法典と言われてる。

しかし、ほどなくしてウルは滅んでしまいます。

その混乱の中、台頭してきたのがセム語系のアムル人でした。

彼らはバビロンを中心に古バビロニア王国を形成します。

かの有名なハンムラビ王は、この王国の第6代国王です。

彼はシュメール法を継承、「目には目を歯には歯を」でしられるハンムラビ法典を制定し、多民族の統一に努めました。

ごり子

一般的に復讐法と呼ばれているわ。
お金持ちは賠償で許される仕組みだったらしいよ。

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現代にも通じるメソポタミア文化

Mariusz MatuszewskiによるPixabayからの画像

60進法に基づく時間の観念や方位、7日で1週などは、この時代に考えられたものです。

ごり子

当時は月を基にした太陰暦が使われてたよ。
途中でずれることに気が付いて、うるう年で補正してるけどね。

ギルガメッシュ叙事詩

以降の宗教に多大な影響を与えたとされるのが、ギルガメッシュ叙事詩です。

ノアの箱舟もここから生まれたとされます。

厳しい自然との関係を描いた作品です。

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シュメール人の没落

度重なる戦争と農地の酷使により、シュメール勢力は力を失っていきます。

都市国家を基礎としたことから、巨大な多民族の勢力に抗えなかったともされます。

メソポタミアの覇権は、南部から北部バビロニアに移行し、オリエントは諸王国乱立の時代を迎えます。

まとめ

  • ウル、ウルク、ラガシュはシュメール人都市国家
  • 都市の真ん中にはジッグラト
  • シュメール人は楔形文字を発明
  • アッカド人のサルゴン1世が初めてメソポタミア統一
  • 復讐法のハンムラビ法典
ごり子

読んでくれてありがとう!

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