公務員試験は非常に難関で、基本的には1年以上勉強した方が多いかと思います。
ただその中で短期間の勉強だけで合格したという事例をたまに見ます。
実際は簡単ではないですし、そういう人ってごく少数だと思います。
ただ試験まで3ヶ月前に迫って焦ってネットで調べている人もいると思うので、「公務員試験は3ヶ月で合格できるのか?」という問題を真剣に考察しました。
結論:できなくはないけどかなり難しい
![](https://dokugaku-koumuin-no1.com/wp-content/uploads/2021/04/ピサの斜塔.jpg)
公務員といっても幅広いので、メジャーな地方上級・国家一般クラスで考えます。
可能性はかなり低いですが不可能ではないでしょう。
とはいえ、絶対無理ではないですが絶対おすすめもしません。
公務員試験の筆記合格に必要な勉強時間
専門試験蟻の場合の目安が1000時間といわれています。
1年なら1日2~3時間。
3か月なら1日11時間。
気合と根性が必要になりますが単純に時間だけみるといけます。
時給感覚で勉強したら意味ない
ちなみにこの1000時間というのはただの目安です。
バイトの時給感覚で、とりあえずこなせばいいと思ってやったら意味ないです。
歩合制のつもりで、1時間あたりの生産性を意識してやっていく必要があります。
そもそもなぜ3ヶ月なのか?
![](https://dokugaku-koumuin-no1.com/wp-content/uploads/2020/03/ペンと本.jpg)
3ヶ月で合格って結構見ますよね。
なぜでしょうか?
誰でも焦る時期だから
私自身もですが、先延ばし癖があってだらけてしまう人間でも焦りだすタイミングというものがあります。
学校の定期試験であれば前日。
資格試験であれば1か月。
公務員試験だと3か月。
難易度によりますが、だいたいこれくらいだと思います。
「これはまずい!」そう思った段階で本来はもうダメなんですが、何とかしようとはするんです。
何とかなりそうな気もするから
実際3か月みっちり勉強すれば受かります。
それができる体力と集中力、お金があればの話ですが、、、、
それだけの能力あるならもっと早くから余裕もってやってほしいものです。
3か月で合格するための戦略
![](https://dokugaku-koumuin-no1.com/wp-content/uploads/2019/10/ノート.jpg)
主に3つの選択肢があります。
1.時間を使わない教養だけの自治体に絞る
1つは時間がないので教養のみやSPIだけで受けられる自治体に絞るというものです。
安易な考え方ですが、時間がないから時間のかからないものというのは間違ってないと思います。
面接が得意なら何とか乗り切れるかもしれません。
【体験談】市役所試験が120問60分の教養試験!?SCOA試験を解説!【公務員試験】
【公務員試験】筆記がSPI試験のみの自治体対策とボーダーを解説!【2021年】
ただ個人的にはかなりハードルは高いかなと思います。
おすすめもしません。
小さい自治体の倍率は異常に高いです。
で、募集人数も少ないです。
もちろん大半は勉強してない人だったりするのですが、一部地元で働きたいという秀才たちが混ざっているため運勝負にもなります。
また、民間からの転職組も多くいるので結構難関です。
そもそも見ず知らずの自治体で働きたいのかという根本的な問題もあります。
2.C日程に賭ける
さっきのとかぶるのですが、市役所だとC日程というものがあります。
大半の公務員試験は8月末には結果が出ていますが、C日程は9月に試験があります。
この時期は警察の秋試験や自衛官試験などとも重なる、第二公務員試験シーズンです。
運次第ですがC日程だとあらかた優秀な人は受かっていて、もういません。
4~6月の受験シーズン3か月前で焦っている人も9月となれば最大8か月前となります。
じっくり勉強できます。
本末転倒ですがこれもありだと思います。
3.県庁か国家一般に全集中
専門試験があるので難しいと思われがちですが、個人的には県庁や国家一般がおすすめです。
なぜかというと
- 地方県庁はかなり不人気
- 国家一般は大量に辞退者がでる
- どちらも筆記だけで見るとそこまで倍率が高くない
- 筆記合格だけならボーダーも高くない
- 全く受かる気のない勉強量の人がそこそこ受けている
- 専門があるというだけで避ける人たちがいる
とにかく地方県庁と国家一般は人気が他に比べ低いです。
国家一般は滑り止め扱いなんて贅沢なことをいう人もいます。
で、個人的に狙い目としては倍率低めの地方県庁です。
倍率が低いうえに勉強してない連中もそこそこ受けてきます。
私が学生の頃受けた時は、10%くらいが空席だったと思います。
専門が難しいといっても、経済原論と民法憲法行政法この4科目をある程度やっておけば何とかなります。
教養は数的処理です。
教養5割、専門6割ぐらいが最低ボーダーになりがちなので、3か月あればそれくらいは取れるでしょう。
あとは死ぬ気で面接に挑んでください。
そうすれば未来はあります。
情報を仕入れよう
公務員は国家職から地方職まで多岐にわたります。
受ける職種によって試験内容も変わるので、一度確認してから対策しましょう!
クレアールという通信系の予備校が無料で公務員ハンドブックを発行しているので、時間のある方は確認しておきましょう。
筆記試験から面接まで事細かに説明があります。
【まとめ】何とかなるけど無駄なことをする余裕はない
![](https://dokugaku-koumuin-no1.com/wp-content/uploads/2020/04/cheers-839865_640.jpg)
3ヶ月間の勉強で公務員試験に合格するのは、非常に難しいことです。
まずは情報を仕入れて目標を定めましょう。
で、とにかく勉強。
無駄なことやっている場合じゃないです。
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