本記事では社会権について解説しています。
社会権は国家が介入する権利
社会権とは、国に対して「生活を保障しろ」などと干渉を求める権利です。
自由権は国から干渉されない権利でしたよね、社会権はその真逆なんです。
そのため、「国家による自由」とも呼ばれます。

ごり子
例えば怪我をして働けなくなった時、誰かに助けてもらいたいですね。
でも助けてもらうのって、ちょっと気が引けますよね。
そこで、その「誰か」の役目を国にお願いできるという権利なんだよ。
- 国家に行為を要求する権利を『作為請求権』
- 国家からの介入を排除する権利を『不作為請求権』と呼びます。
社会権の歴史
社会権は比較的新しい権利で、20世紀に入って重視され始めたため、20世紀的権利と呼ばれます。
1919年のワイマール憲法が先駆けとなって、社会権が憲法で認められるようになりました。

ごり子
ワイマール憲法とは、第1次世界大戦敗戦後のドイツに誕生した
ワイマール共和国の憲法だよ。
社会権の中身
日本国憲法は社会権として以下を保証しています。
- 生存権
- 教育を受ける権利
- 勤労の権利
- 労働基本権
まとめ
- 社会権は国家による自由
- 20世紀的権利
コメント